総務省が推進する決済コードの統一規格『JPQR』。乱立する日本のスマホ決済のスタンダードになるのか??

スマホ決済サービス

今回は総務省が推進するスマホ決済の統一規格の『JPQR』について詳しく紹介していきたいと思います。

 

JPQRはスマホ決済などで利用されるQRコードの統一規格の一つで、JCBなどが進めている『Smart Code™』と同類のものになります。

 

関連記事:JCBがQR決済サービス『Smart Code™(スマートコード™)』を2020年夏に本格開始。乱立するスマホ決済サービスが統一されるかもしれません。

 

それでは、JPQRがどのようなサービスなのかについて詳しく紹介していきたいと思います。

 

JPQRって何?

まず、「そもそもJPQRって何のこと?」という人がほとんどだと思いますが、JPQRは2019年3月に日本政府の総務省が策定したスマホ決済の統一規格のQRコードです。

 

・ JPQR (総務省)

 

「2019年からあるって言われてもJPQR見たこと無いんだけど・・・」という人が多いでしょうが、それもそのはずで利用できる地域はこれまで岩手県、栃木県、長野県、和歌山県、福岡県のみとなっていました。

 

東京都や神奈川県、大阪府など主要都市が利用できる地域の対象外となっていたので、おそらくほとんどの人が知らないという少しお粗末な状態でした。

 

これが2020年6月22日より全国展開されるようになり本格的に稼働することになります。

 

かねてからスマホ決済の乱立というのは利用者にとって不便なものでしたが、JPQRによって一気に利便性が向上する可能性がありますね。

 

JPQRで利用できるスマホ決済サービスは?

 

JPQR自体はスマホ決済サービスではなくあくまでも統一規格という位置づけです。

 

では、JPQRで利用できるスマホ決済サービスにはどのようなものがあるのかというと、下表のようなサービスが利用できるようになります。

 

atone au PAY OKI Pay
銀聯(Union Pay) commoney J-Coin Pay
d払い はまPay Fami Pay
PayPay(ペイペイ) ほくほくPay Money Tap
メルペイ ゆうちょPay YOKA!Pay
LINE Pay(ラインペイ) 楽天ペイ

(上表は2020年6月時点)

 

参加する決済サービスの中に主要決済サービスのPayPay、LINE Pay、メルペイ、楽天ペイが含まれているというのは、統一規格としてかなり期待できるものがあります。

 

もしかすると今後は「スマホ決済サービス=JPQR」での支払いというイメージが定着していく可能性がありますね。

 

消費者としては1つの決済コードで複数のスマホ決済が利用できるのが魅力

消費者としては1つの決済コードで複数のスマホ決済が利用できるのが魅力です。

 

スマホ決済を利用したことがある人なら、利用するスマホ決済サービスの種類ごとに店頭に設置されているQRコードを探したり、バーコードを読み取ったりするのが面倒と感じてきたことがあると思います。

 

「いっそ1つのコードに統一してくれたら便利なのに」というのは大多数の人が思っていることでしょう。

 

それがJPQRによって実現されるかもしれません。

 

加盟店としては複数の決済サービスを一括で導入できるのが魅力

 

加盟店となる事業者側としてはJPQRに申し込みすることで複数の決済サービスが利用できるようになるというのが魅力です。

 

これまで、PayPay(ペイペイ)を導入したいとしたらPayPay(ペイペイ)に個別に申し込みをしなければならなかったり、楽天ペイを導入したいと思ったら楽天ペイに個別に申し込みをしなければなりませんでした。

 

複数のスマホ決済サービスを導入したいと思っている人には不便な状況だったと思います。

 

これが1回の申し込みで複数のスマホ決済サービスを導入できるというのはJPQRの大きなメリットの一つでしょう。

 

ただし、これだけ多くの決済サービスを利用できるようにする必要性というのは幅広い顧客層がいる店舗向きになると思います。

 

むしろ多くの決済事業者を利用することで手数料を多く支払うことになるとメリットどころかデメリットになってしまうでしょう。

 

大規模店舗には向いているサービスかもしれませんが、顧客層が狭い中・小規模の事業者にとっては、主要なPayPay(ペイペイ)やLINE Pay(ラインペイ)、メルペイ、楽天ペイなどを押さえておく方が管理も簡素化できて余計な手数料を払わなくて済むでしょう。

 

国が主導で推進するサービスは失敗が多いのが不安・・・

JPQRに高い期待をしつつもやや一抹の不安があるとすれば、それは国が主導して推進するサービスという点。

 

これまでもプレミアムフライデーなどキャッシュレス決済を普及させる取り組みはありましたが、あっという間に廃れてしまったりと少し不安な点もあります。

(プレミアムフライデーなどもはや死語ですからね・・・)

 

現代ビジネスでは完全に失敗と言い切って以下のような記事も上げているくらいですからね・・・。

 

もはや誰も覚えていない「プレミアムフライデー」はなぜ失敗したのか? (現代ビジネス)

 

唯一成功したといえるのもキャッシュレス支払いによるポイント還元施策のみで、他はあまり上手くいかなかったというのが正直な印象です。

 

民間のサービスと官製のサービスどちらが覇権を握るのか気になるところ

スマホ決済のQRコードの統一化というのは多くの人が望んでいることだと思いますがハードルが高いことでもあります。

 

国内にはすでに数多くのスマホ決済サービスが乱立している状態なので、俗食してしまったこれらのサービスを統制するのは難しいことでもあります。

 

果たしてSmart Code™が民間主導のサービスとJPQRは官製主導のサービスどちらが覇権を握るのか?、それとも両方のサービスが併用されていくのか気になるところです。

 

以上、総務省が推進する決済コードの統一規格『JPQR』。乱立する日本のスマホ決済のスタンダードになるのか??の記事でした。

 

読んで頂きありがとうございました。

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