「PayPay(ペイペイ)」は全額補償「d払い」はフィッシング詐欺補償を開始。安心感が高くなるスマホ決済の不正利用の補償制度。

国内において利用者が増えているスマホ決済サービスですが、利用者が増えることで増えているのがスマホ決済を狙った不正利用です。

まだ記憶にも新しいのがセブンペイでの不正利用が大きなニュースですが、スマホ決済で先行している海外ではすでにスマホ決済を狙った犯罪というのも起こっています。

スマホ決済の普及している中国ではQRコードを偽のコードにすり替えるといった犯罪なども起こっています。

・ QR決済”まさか”の落とし穴「偽コードをスキャン」 (毎日新聞)

おそらく今後日本でもスマホ決済が普及していくとこういった犯罪というのも増えていくでしょう。

こういった犯罪というのは利用者がどんなに気を付けていても防ぎ切れないものがあり、店舗側も犯罪を防止しようとしても限界というものがあるでしょう。

そこで重要となってくるのがいざ不正利用の被害に遭った時の補償内容です。

この補償内容はスマホ決済サービス各社でそれぞれ異なります。

それでは、主要なスマホ決済サービス各社の不正利用の補償内容が一体どのようになっているのか詳しく紹介していきたいと思います。

PapPay(ペイペイ)の不正利用の補償内容

PayPay(ペイペイ)では2019年8月28日にスマホ決済を安心して利用できるように、不正利用被害にあった場合に被害額を全額補償するという制度を導入しました。

・ PayPay(ペイペイ)、不正利用に対する全額補償制度を導入 (IT media)

PayPayをご利用の全ユーザーを対象に、不正利用による被害にあわれた場合や、PayPayをご利用でない方がPayPayを利用した被害にあわれた場合にも、原則PayPayが被害の全額を補償いたします。

出典 PayPayの安全への取り組み(PayPay公式サイト)

PayPay(ペイペイ)を利用している人だけではなく、利用していない人がPayPay(ペイペイ)を利用した被害に遭った場合も補償の対象にしている点が評価できます。

なお、PayPay利用規約の記述には以下のように記述されています。

PayPay補償制度に関する規約 第4条 補償内容

当社が利用者に提供する補償内容は以下に規定する内容とします。

当社は、本件不正利用の内容に応じてPayPay残高または現金で利用者が本件不正利用によって直接被った損害を補償するものとします。また、補償を行う際に発生する手数料は、当社負担とします。

前項にかかわらず、当社は、本件不正利用された金額(PayPayアカウントおよびPayPay残高に係る手数料を含みます)から、当社以外の第三者から回収できた金額を差し引いた金額を補償します。

第1項にかかわらず、本件不正利用による損害について、利用者が当社以外の第三者から補償を受けられる場合は、損害の額が第三者からの補償額を超過する場合にかぎり、その超過額について補償します。

出典 PapPay利用規約

d払いの不正利用の補償内容

d払いについては不審なメールなどの連絡などから意図しないサイトへの誘導によるアクセスで不正利用に遭う、フィッシング詐欺被害について補償する制度を導入しました。

・ ドコモの「d払い」、フィッシング詐欺被害も補償対象に (ケータイWatch)

d払いの利用規約の記述には以下のように記述されています。

d払いご利用規約 第9条(補償など)

d アカウント利用規約第7条第1項及び本規約第3条第2項又は前条第5項の定めにかかわらず、お客様が本サービスを利用されている端末(以下「利用端末」という)の紛失・盗難等又はd アカウントの ID/パスワードに関する情報の盗取又は詐取その他の事由が発生し、これにより、本サービスにおいて、お客さまの利用端末又はパスワード等が第三者により不正に利用されたと当社が判断した場合であって、お客さまが以下の各号に定める全ての手続を行ったときは、当社は、当該不正利用よりお客さまに生じた損害の額に相当す
る金額を補てんします。ただし、次項に定める各事由に該当する場合を除きます。

(1)利用端末の紛失・盗難等が生じた場合には、直ちに当社及び警察署に申告すること
(2)不正利用による損害を知った場合に、直ちに当社及び警察署に申告すること
(3)当社の求めに応じ、不正利用による損害の発生を知った日から30日以内に、当社が損害の補てんに必要と認める書類を当社に提出すること
(4)当社又は当社が指定する者の指示に従い被害拡大の防止のために必要となる措置を実施すると共に、事実確認、被害状況等の調査に協力すること

出典 d払いご利用規約

d払いで不正利用が発覚したらまずは警察署への連絡をするというのが必要となります。

また、不正利用の被害を知った日から30日以内にd払いへ申告し書類の提出をしないと補償の対象にはならないという点には気を付けた方がいいですね。

楽天ペイの不正利用の補償内容

楽天ペイの不正利用の補償内容ですが、現時点では補償は無いという状態です。

楽天ペイ利用規約には以下のような記述があります。

楽天ペイ利用規約 第7条(楽天ID及びパスワードの管理等

3.当社が入力された楽天ID及びパスワードが登録されたものと一致することを所定の方法により確認した場合、当該楽天IDに係る楽天会員による利用があったものとみなし、それらが盗用、不正使用その他の事情により当該楽天会員以外の者が利用している場合であっても、当社の故意又は重過失による場合を除き、それにより生じた損害について当社は責任を負わないものとします。

出典 楽天ペイ利用規約 

楽天ペイ側の過失が認められる場合では補償はされるようですが、楽天IDでログインをして利用した場合には、本人であろうと不正利用をした第三者であろうと、楽天ペイ側では損害についての責任は負わないとしています。

楽天ペイは利用者数も多いのでこのへんの補償制度を見直して利用者が安心して使えるようなサービスに改善して欲しいと個人的には思いますね。

LINE Pay(ラインペイ)の不正利用の補償内容

LINE Pay(ラインペイ)では、第三者による不正行為による損害について補償する制度を導入しています。

LINE Pay(ラインペイ)の公式ブログでは以下のような記述があります。

LINE Payでは、第三者による不正行為によって発生した損害を補償する制度を導入しています。
送金・支払い・出金など全てのLINE Payサービス*が補償の対象となり、損害額はLINE Payがカバーします。
*被害者の責任が認められる場合を除きます。
*損害発生時から、30日以内の申し立てが必要となります。
*LINE Cashアカウントの1事故あたりの補償限度額は、原則10万円です。
*LINE Moneyアカウントの1事故あたりの損害額が10万円を超過する場合は、補償限度額の引き上げを個別検討します。
補償を受けるためには不正発生時から30日以内の申し立てが必要なので、不正に気付かないままでいると補償が受けられなくなってしまうので注意して下さい。

また、補償される金額は原則として上限が10万円となっていますが、10万円を超える場合は補償限度額の引き上げを個別検討してくれるようです。

なお参考までに、LINE Moneyアカウント利用規約にも以下のような記述がありますので紹介します。

LINE Moneyアカウント利用規約

第32条 不正使用補償サービス 2 補償の対象となる場合

(1) 当社は、本規約第25条の規定にかかわらず、以下①または②のいずれかの原因により、LINE Moneyアカウント保有者が被った損害に対して、本規約に基づき、補償を行うものとします。

① LINE Moneyアカウント保有者が意図せずに、LINE Moneyアカウント保有者等以外の第三者により、LINE Moneyアカウントが不正に開設され、LINE MoneyアカウントまたはLINE Moneyが不正使用されたこと

② LINEアカウントまたはLINE Moneyアカウントに関する情報が盗取または詐取され、LINE Moneyアカウント保有者が意図せずにLINE MoneyアカウントまたはLINE Moneyが不正使用されたこと

出典 LINE Moneyアカウント利用規約 

Origami Pay(オリガミペイ)の不正利用の補償内容

Origami Pay(オリガミペイ)の不正利用の補償内容ですが、現時点ではほぼ無いといえるでしょう。

Origamiユーザー規約には以下のような記述があります。

Origamiユーザー規約 

第8条 アカウントの連携 3.その他外部運営会社によるログイン

外部サービスの不具合その他の理由により外部ログインを行うことができない場合、又はユーザー以外の第三者が当該ユーザーの外部サービスアカウント情報を利用して不正に外部ログインを行った場合であっても、当社は当該不具合及び不正等について一切の責任を負わないものとします。

第10条 免責・損害賠償

当社の故意・重過失の場合の当社のユーザーに対する責任は、1アカウントあたり上限\10,000までとします。

出典 Origamiユーザー規約

基本的に外部からの不正ログインなどの被害はOrigami Pay(オリガミペイ)の過失ではないということで一切責任は負わないとしています。

唯一あるのがOrigami Pay(オリガミペイ)自身の過失と認める場合のみですが、補償される金額が上限\10,000円までというのは利用者としてはちょっと不安ですね。

Origami Pay(オリガミペイ)での不正利用という話は聞こえてこないので、安全性は高いと思いますが、安心してつかえるように補償内容が改善されていくことを個人的には望みますね。

以上、「PayPay(ペイペイ)」は全額補償「d払い」はフィッシング詐欺補償を開始。安心感が高くなるスマホ決済の補償制度。の記事でした。

読んで頂きありがとうございました。

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