『クレジットカード』、『電子マネー』、『スマホ決済』どのキャッシュレスに対応しようか迷っている。そんなお悩みを解決するためにわかりやすく解説します。

世の中に「キャッシュレス」という言葉がよくも悪くも増えてきた2019年ですが、まだ現金払いのみに対応しているというお店の方は迷っている人も多いのではないでしょうか?

その悩みというのは、「うちもキャッシュレス支払いに対応しようかどうか?」という悩みです。

いままでは現金払いかクレジットカードくらいしか支払い方法が存在しなかったので現金払いのみで問題なかったと思います。

しかし、電子マネーが急増して最近ではスマホによる支払い方法も増えてお客さんの支払い方法も多様化しています。

そこで、キャッシュレス支払いの導入を前向きに考える人のためにそれぞれの支払い方法に対応した時のメリット、デメリットを解説していきたいと思います。

「何を言われてもうちは現金払いのままだ」という人もいるかもしれませんが、少しでも興味があれば読んでもらえると嬉しいです。

クレジットカード導入のメリット・デメリット

クレジットカードはキャッシュレス支払いの中でも昔からあるもっともスタンダードなものです。

昔からあるので利用している人も多く使い方を知らないという人も少ないでしょう。

クレジットカードを使ったことがない人でもVISAやMasterCard、JCB、アメリカンエキスプレスなどの名前は一度は聞いたことがあると思います。

クレジットカードに対応することについてのメリットとデメリットとしては以下のようなものがあります。

メリット
 ・利用者が多い
 ・インバウンド(海外渡航者)需要も狙える
 ・高額の利用者を狙える(客単価が高い)

クレジットカードにはかなり多くの会員数がいます。

たとえば国内のクレジットカードブランドのJCBではカード会員が約1億1,000万人を超えているなど、クレジットカードの保有者というのは非常に多いです。

少し古い情報ですがクレジットカード各社の会員数についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

クレジットカード会員数ランキング TOP10  【2017年11月版】

これだけ多くの会員がいるということはカードの利用者もそれだけ多いということです。

また、クレジットカードに対応することで海外からの旅行客の支払いにも対応できます。

外国人旅行客にとっても日本で不便だと感じることで上位にあがるのが日本の現金文化です。

こちらの観光庁がまとめた外国人旅行者のアンケート調査結果でも旅行中に困ったこととして『両替・クレジットカード利用』というのは16.1%となっています。

出典 観光庁公式サイト

外国人旅行客にとっては日本で買い物をする時に日本円に両替してお買い物をするよりも、母国で作ったクレジットカードでそのままお買い物をする方が便利なので喜ばれます。

また、クレジットカードの利用者というのは現金の人に比べて比較的多くのお金を使う傾向があります。

クレジットカードには分割払いやリボ払い、ボーナス払いといった支払い方法を利用することができるため、現金よりも比較的高額な商品が購入されます。

日本クレジットカード協会の調査では現金に比べてカードを利用するお客は約1.7倍のお支払をするという調査結果もあります。

出典 日本クレジットカード協会

これにより、現金払いのお客さんよりも客単価がアップすることが期待できます。

デメリット
 ・決済手数料が比較的高め(約3~4%)
 ・学生などの若い年齢層は利用不可(18歳以上の年齢のみ)

クレジットカードのデメリットとしてはカード決済時の手数料が比較的高めになっているというのがあります。

決済手数料はカード会社によって異なりますが約3~4%ほどの手数料が掛かります。

これだけ取られるとちょっとキツいなと思うかもしれませんが、客単価が1.7倍にアップすればカード決済手数料よりも売り上げの方が上がるでしょう。

また、もう一つのデメリットとしては学生などの若い年齢層には需要が見込めないということです。

そもそもクレジットカードは原則として20歳以上にならないと申し込みができないというのがあります。

一部例外として学生カードなどがありますがそれでも18歳以上の年齢制限があるため、中学生、高校生などの買い物客が多い店舗には向きません。

そういった店舗ではクレジットカードに対応しても決済機がただの飾りになってしまうかもしれません。

そういった店舗の場合はクレジットカードよりも電子マネーやスマホ決済の方が向いてるでしょう。

自分の店舗で買い物をする客層をよく見定めてから判断した方が良いでしょう。

電子マネー導入のメリット・デメリット

電子マネーはクレジットカードに比べるとまだ比較的新しいキャッシュレス支払い方法ですが、すでに20年近くの歴史を持つ支払方法です。

電子マネーの代表格とも言えるのが交通系電子マネーのSuica(スイカ)ですが、その誕生は2003年ともう15年以上も前のことになります。

電子マネーはもはや市民権を得たキャッシュレス支払い方法といっても過言ではないでしょう。

そんな電子マネー導入のメリット、デメリットとしては以下のようなものがあります。

メリット
 ・学生などの若い年齢層も狙える
 ・交通系電子マネーで電車・バス利用者層を狙える
 (Suica、PASMO、ICOCA、PiTaPaなど)

まず、メリットとしては学生などの若い年齢層に利用者を狙えるということです。

学生だと交通手段に電車を利用することが多く必然的に交通系電子マネーを利用することが多いです。

また、電子マネーには基本的に年齢制限が無いので中学生などでも利用者が多いです。

こちらは10代、20代の男女3,396人を対象に若年層のリサーチをしているTesTee Lab.が調査した電子マネー所持率の推移です。

出典 BCN+R(TesTee Lab.調査結果)

2017年から2019年にかけて所持率は上昇しており10代でも65.2%、20代では73.5%が電子マネーを所有しています。

つまり2人に1人は電子マネーを所有していることになります。

おそらくこのまま減ることはなく80%以上の割合くらいまで上がるのではないかと思います。

また、交通系電子マネーなら電車・バスの利用者が多いということで、学生だけではなくサラリーマンなどの利用者も多いという特徴があります。

電車に乗るついでの買い物などは急いでいる人が多いので、財布から小銭を出すよりも交通系電子マネーで支払う人も多いでしょう。

駅の改札を通るようにスムーズな支払いができるというのも電子マネーのメリットの一つですね。

駅に近い店舗などは電子マネーの対応をしておいた方が良いでしょう。

デメリット
 ・少額の利用者が多い(客単価が低い)
 ・交通系電子マネーは種類によって地域が限定されてしまう
・決済手数料が高い(約3%)

電子マネーのデメリットとしては少額の利用がメインとなってしまうことです。

電子マネーは基本的に前払いチャージ式(プリペイド式)のものが多く、チャージした金額以上の買い物をすることができません。

そのためコンビニやスーパーなどの利用には向いていますが家電量販店など高額な商品を取り扱っている店舗では使う人はほとんどいないでしょう。

また、交通系電子マネーの種類にはSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)、ICOCA(イコカ)、PiTaPa(ピタパ)などありますが、SuicaやPASMOは関東圏、ICOCAやPiTaPaは関西圏といったように地域性があるということです。

関西から関東に行った場合などはSuicaは使えるけれどPiTaPaは使えませんよといった状況になることがあるので、お客さんの地域性に対応しずらいというのがあります。

また、電子マネの決済手数料は約3%ほどとクレジットカード並みに高いというのがあります。

電子マネーの会社やカード会社によって異なりますが、クレジットカードに比べてもほぼ大差がありません。(交渉次第によっては手数料を低くしてくれるかもしれませんが)

客単価のあまり高くない電子マネーの場合、質(客単価)より量(利用者数)で考えた方が良いでしょう。

もし、利用者数が多い店舗であれば電子マネーは利用者数アップと会計作業の効率化が図れるでしょう。

クレジットカード、電子マネ―支払対応なら『Square(スクエア)』を導入しよう

クレジットカード、電子マネーの支払い導入を検討している方におすすめなのは『Square(スクエア)』です。

Square(スクエア)はクレジットカードの主要ブランド(VISA、MasterCard、JCB、アメックスなど)を利用することができるだけではなく、将来的には電子マネーやスマホ決済にも対応される予定です。

これだけ多機能だと使いこなすのが難しそうと感じるかもしれませんが、Apple(アップル)製品のようなシンプルな操作性なので使いやすさは問題ありません。

また、導入に掛かる費用も1万円以下の費用ですがキャンペーンを利用すれば実質ゼロ円の費用で導入することができます。

「Square(スクエア)っていったい何?」と思う方は公式サイトと下記リンク先の記事で詳しく紹介していますので合わせて読んでみて下さい。

・ Square(スクエア) 公式サイト

Square(スクエア)の決済システムが一新。キャッシュレス社会の理想的なPOSレジの姿はまさにこれかもしれません。

スマホ決済導入のメリット・デメリット

スマホ決済はいま国内でも急増しているキャッシュレス支払い方法の一つです。

スマホ決済はスマートフォンを用いてバーコードやQRコードを表示してお会計をする支払方法になります。

カードなどもいらずにスマートフォンのみで完結しているのでお財布も持たずに買い物ができる、いま最も新しい決済手段になります。

そんなスマホ決済の導入のメリット、デメリットとしては以下のようなものがあります。

メリット
 ・キャンペーンなどで利用者が増えている
 ・決済手数料が比較的低い(0%~約2%)

まずスマホ決済は新規利用者の獲得のために積極的なキャンペーンを実施しているものが多いので利用者が増えています。

記憶にも新しいですが2018年12月4日にPayPay(ペイペイ)が100億円あげちゃうキャンペーンということで、年末にPayPay(ペイペイ)で買い物をするお客が殺到してニュースにもなりました。

その時の熱狂ぶりはこちらの記事を読めば少し伝わると思います。

ついに起こった!PayPay(ペイペイ)フィーバー!!100億円の争奪戦になりそうなので出遅れた人はPayPay(ペイペイ)の利用をお早めに!

そして、現在でもPayPay(ペイペイ)をはじめLINE Pay(ラインペイ)なども定期的に20%還元キャンペーンなどを実施しているので、スマホ決済利用者は増え続けています。

こちらは楽天インサイトが約230万人を対象に調査した性別・年齢別のお支払方法の調査結果になります。

出典 楽天インサイト リサーチデータ

こちらを見るとスマートフォンを利用した決済サービスの利用率の中でも20代、30代の男性の利用率が25%を超える結果となっています。

40代以上になると一気に15%と下がっており特にいまの若年層には支持をされているというのが分かると思います。

将来を見据えたらいまの内からスマホ決済に対応しておくことは得策かもしれません。

また、スマホ決済の決済手数料は0%~約2%程度と比較的低く設定されています。

決済手数料0%というのはあくまでもキャンペーンによるものですが、加盟店を増やすために手数料負担をスマホ決済会社が負担してくれるものが多いのです。

いまのうちにお試しでスマホ決済を導入して利用者の反応を確認しておくというのも良いでしょう。

デメリット
 ・種類が多く対応するのに困惑してしまう
 ・まだ利用者が少ない
 ・安全性について悪いイメージがある

スマホ決済のデメリットとしては種類が多いので対応するものを選ぶのに困惑してしまうというのがあります。

主要なものからマイナーなものまで含めるとざっと数えても10種類以上のスマホ決済が存在します。

そんな増え続けるスマホ決済の種類に対する嘆きを記事にしたものがこちらです。

No More Pay!!!っと叫びたくなるくらい決済方法が増え続けている!!紹介するのも大変な日本のスマホ決済事情。

個人的な意見も多いので興味のある方だけ読んでみて下さい。

メリットと少し矛盾してしまいますがスマホ決済の利用者は増えていると言ってもクレジットカードや電子マネーに比べたらまだ利用者の数は少ないです。

注目を集めるPayPay(ペイペイ)でも利用者の数がやっと1,000万人を超えたというところですからね。

クレジットカード会員数の数に比べたらまだ10分の1程度ですが、約1年間という短期間で増えたと考えれば凄いことかもしれません。

また、スマホ決済については安全性に対して正直悪いイメージというのもあります。

スマホ決済に黒い影を落としてしまった話題として7Pay(セブンペイ)の不正利用被害というのが大きな話題となりました。

セブン-イレブンという大手企業の肝入りのスマホ決済がサービス開始わずか4日間でサービスを停止して、1ヶ月後にはサービス廃止を決定したということでかなりのインパクトがありましたね。

この出来事の教訓として書いた二段階認証、3Dセキュアという聞き慣れない言葉と安全性についてまとめた記事を参考までに紹介します。

クレジットカード豆知識 〜『二段階認証』と『3Dセキュア』について〜

スマホ決済支払対応ならまず『PayPay(ペイペイ)』を導入しよう

スマホ決済においてはいま最もおすすめなのはいまCMでご存知の方も多い『PayPay(ペイペイ)』です。

数多くあるスマホ決済の中でも知名度と利用者数の増え方などいま最も注目を集めているスマホ決済サービスです。

どれを導入しようか迷うという方はまずはPayPay(ペイペイ)を導入しておけば誰も利用しないという状況にはならないでしょう。

PayPay(ペイペイ)を使えるようにするためのやり方については以下の公式サイトとリンク先の記事で詳しく紹介していますので合わせて読んでみて下さい。

・ 【PayPay】 (公式サイト)

スマホ決済PayPay(ペイペイ)の導入を考えている小売店、販売店を経営の方は必見。どうやって申し込むのか?使い方はどうやるのか?について解説。

キャッシュレスを利用するお客さんの目線で考えることも大切

経営をされている方はどうしてもお店目線で考えがちですが、利用者の目線で考えるとキャッシュレスの利便性ってどんなことがあるのかを知っておくとお客さんの気持ちを理解することができます。

利用者目線でのキャッシュレスの利便性についてはこちらの記事でも紹介していますので合わせて読んでみて下さい。

キャッシュレス支払いの利便性を比較。「クレジットカード」「電子マネー」「スマホ決済」の3つのなかで利便性が高いのはどれか?

こういった利便性を知っておけばお客さんにキャッシュレス支払いの利用を促すこともできるでしょう。

まず何よりも自分が使ったことがないというのではいくらお客さんに使って欲しくても説得力がないですからね(笑)

以上、『クレジットカード』、『電子マネー』、『スマホ決済』どのキャッシュレスに対応しようか迷っている。そんなお悩みを解決するためにわかりやすく解説します。の記事でした。

読んで頂きありがとうございました。

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