令和6年の2024年に一万円札、五千円札、千円札が新紙幣に刷新。・・・・ニッポンはまだまだ現金主流の社会になるのか?

出典 財務省ホームページ

2019年という今年は来年の東京オリンピック開催などに向けて、ついに日本がキャッシュレス化へ動き出したと思っていた最中(さなか)、意外なニュースが飛び込んできましたね。

そう、それは日本銀行が発行する日本銀行券(いわゆる紙幣)が刷新(さっしん)されるというニュースです。

・ 紙幣刷新へ 国民経済への効果期待したい (読売新聞)

いまやっと電子マネーやスマホ決済が普及し出して、クレジットカードを使う人も少しずつ増えてきたこのタイミングで紙幣も刷新するというのは、なんだか世の中の盛り上がりとは裏腹に複雑な気分です。

新紙幣は2024年から、新硬貨は2021年から発行開始

今回発表された新紙幣では一万円札と五千円札と千円札の紙幣が刷新されることになります。

また、今回のデザイン変更に伴い肖像画も変更されます。

刷新される肖像画の人物は以下のようになります。

■一万円札: 福沢諭吉(ふくざわゆきち) → 渋沢栄一(しぶさわえいいち)

福沢諭吉:
慶應義塾の創設者であり、商法講習所、神戸商業講習所、土筆ヶ岡養生園、伝染病研究所の創設にも尽力した。新聞『時事新報』の創刊者。他に東京学士会院初代会長を務めた。そうした業績を元に「明治六大教育家」として列される。
 渋沢栄一:
生涯に第一国立銀行や現在の東京証券取引所など約500もの企業の設立に関わったとされており、教育、社会事業、民間外交にも尽力し、日本近代経済の父とも言われている。

■五千円札: 樋口一葉(ひぐちいちよう) → 津田梅子(つだうめこ)

樋口一葉:
中島歌子に歌、古典を学び、半井桃水に小説を学ぶ。生活に苦しみながら、「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」といった秀作を発表、文壇から絶賛される。わずか1年半でこれらの作品を送ったが、24歳6ヶ月で肺結核により死去。
津田梅子:
8歳のときに岩倉使節団に随行した最初の女子留学生の一人としてアメリカに留学。1900年に女子英学塾(現 津田塾大学)を創立するなど、近代的な女子高等教育に尽力した。

■千円札: 野口英世(のぐちひでよ) → 北里柴三郎(きたざとしばさぶろう)

野口英世:
渡米してペンシルベニア大学医学部の助手の職に就き、研究者としての名声を得てからロックフェラー医学研究所研究員となった。主に細菌学の研究に従事し、黄熱病や梅毒の研究で知られる。梅毒スピロヘータの純粋培養に成功、進行性麻酔、脊髄癆が梅毒性疾患に起因することを実証した。
北里柴三郎:
「日本の細菌学の父」として知られ、1889年に世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功し、血清療法を確立。1894年にはペスト菌を発見し感染症医学の発展に貢献した。私立伝染病研究所、私立北里研究所、慶應義塾大学医学科を創設し、後進の育成にも尽力した。

今までは一万円札の肖像画には福沢諭吉さんが描かれていたため、一万円のことが一諭吉(いちゆきち)と呼ばれることもありました。

しかし、新紙幣となり肖像画が渋沢栄一さんとなるため、これからは一渋沢(いちしぶさわ)もしくは一栄一(いちえいいち)と呼ばれるかもしれません。

ちなみに今回の新紙幣には偽造防止のために、3Dホログラムやすき入れ模様などもの技術も取り入れられて、さらに巧妙となり偽造されにくくなっているようです。

(1)新たな偽造防止対策等
・高精細すき入れ
現行の「すき入れ」に加えて、新たに高精細なすき入れ模様を導入・最先端技術を用いたホログラム
一万円券及び五千円券にはストライプタイプのホログラムを新たに導入
千円券にはパッチタイプのホログラムを新たに導入
※肖像の3D画像が回転する最先端のホログラム。銀行券への採用は世界初。
また、記番号について、現行の最大9桁から10桁への変更を予定しています。

(2)ユニバーサルデザイン(券種間の識別性向上等)
・指の感触により識別できるマークの形状変更及び券種毎の配置変更
・額面数字の大型化(表・裏)
・「ホログラム」及び「すき入れ」位置を券種毎に変更などを予定しています。

引用 財務省 

なお、二千円札は残念ながらデザイン変更はされないようですが、現行のデザインのまま継続して発行されるようです。

新500円硬貨は二色のツートンカラーへ

■五百円硬貨: 一色 → 二色

五百円硬貨は基本的なデザインは現在のものを踏襲していますが、色が中央部と外側で二色のツートンカラーになります。

いままで一色だった硬貨のなかで五百円硬貨だけ二色になるというのはちょっと珍しいですね。

お財布のなかに小銭をたくさん入れている人は五百円玉を見つけやすくなるかもしれませんね。

令和の時代はキャッシュレス社会なのか?現金社会なのか?

デザインが刷新されて新紙幣に変わるということで、ちょっとしたお祭り騒ぎにもなりましたが、これらの刷新のために一体どれくらいの費用が掛かかるのか・・・皆さんご存知でしょうか?

正式には発表されていませんが、ざっと計算すると以下のようになります。

一万円札 発行枚数:10億枚 ×(約22.2円/枚)= 約222億円

五千円札 発行枚数:2億4千万枚 ×(約20.7円/枚)= 約50億円

千円札 発行枚数:30億枚 ×(約14.5円/枚)= 約255億円

参考 財務省:日本銀行券の 製造枚数

約530億円くらいの費用が掛かるということになります。

そして、これらの新紙幣の発行に掛かる費用はすべて私たちの税金で賄われることになります。

みんなが手放しで新紙幣を歓迎するのはいいのですが、そのぶん税金の負担が上がるとなったら「いま本当に新紙幣が必要なの?」と思ってしまうでしょう。

これだけの費用が掛かるのであればむしろ紙幣の流通が少なくなるキャッシュレス化の方に予算をかけた方が日本の将来になるのではないかと思ってしまいます・・・。

以上、令和6年の2024年に一万円札、五千円札、千円札が新紙幣に刷新。・・・・ニッポンはまだまだ現金主流の社会になるのか?の記事でした。

読んで頂きありがとうございました。

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