「IC付きクレジットカード対応」が一目で分かるマークが誕生!・・・・でもこれって本当に必要?

一般社団法人日本クレジットカード協会と経済産業省が、国内におけるICチップ付きクレジットカード利用に対応している加盟店を一目で分かるようにということで、新しいシンボルマークを発表しました。

ICチップ付きのクレジットカードのメリットは、暗証番号の入力などでカード利用時の安全性が向上するということがあります。

クレジットカードを利用する際にICチップに対応しているかどうか分かるという事は良いことだと思うのですが、そもそも「ICチップの対応、非対応を知りたかった。」と思っていた人が一体世の中にどれだけいるかというのが疑問です・・・・。

おそらくほとんどの人が日常でクレジットカードを利用する際に気にしていないのではないかと思います。

クレジットカード側のICチップ化は進んでいる

今の時代でICチップ付きのクレジットカード以外を探すほうが難しいくらいICチップ付きのクレジットカードは普及しています。

ICチップが付いていないクレジットカードといったらおそらく非常にマイナーなクレジットカードのみになるでしょう。

ちなみにどれくらいICチップ付きのクレジットカードがあるのかというのを表にまとめてみました。

クレジットカード ICチップ搭載/非搭載
三井住友カード 搭載
JCBカード 搭載
セゾンカード 搭載※
アメリカン・エキスプレス・カード 搭載
ダイナースクラブ・カード 搭載
MUFGカード 搭載
Yahoo!JAPANカード 搭載
dカード 搭載
オリコカード 搭載

※セゾンカードは即日発行の場合後日ICチップ付きに変更が必要となります。

主要なクレジットカードのみを集めてみましたが、ほとんどがICチップを搭載しています。

ちなみにICチップの付いていないクレジットカードが無いかというのを探してみたのですが、なんと、私の手元にあったセゾンカードがICチップ付いていないままでした・・・。

このセゾンカードは今後ICチップ付きのものへと交換していこうと思います。

この結果を見て言えることは、クレジットカード側の対応はほぼ全て進んでいると言っていいでしょう。

ちなみに2016年時点では約70%ほどのクレジットカードがICチップ対応になっていると言われています。

じつは加盟店側のクレジットカード決済端末の対応が遅れている

クレジットカード側がいくらICチップ付きになってもセキュリティは万全とは言えません。

肝心なクレジットカードを読み取るクレジットカードの決済端末側がICチップに対応していなければICチップの恩恵は何もありません。

では、日本のクレジットカード決済端末機のICチップ対応はどれくらい普及しているのか?

なんと、ICチップ対応のクレジットカード決済端末機の普及率が20%にも満たないというのが実情です・・・。

クレジットカード側がどれだけ対応してもこれでは意味がありませんよね。

なお、コンビニ大手のローソンでさえ現在は磁気ストライプを読み取るタイプを使用しているということなので、小規模な小売店などへも普及していかないのは当たり前なのかもしれませんね。

ローソン、ICチップのカード決済開始 18年1月全店で、偽造カードの使用防止

ICチップ対応を見える化するよりは、決済端末機の普及率100%を目指してほしい

このように紹介すると、「ICチップ対応の決済端末機のある店舗がシンボルマークで分かるようになっていい」、と思う方もいるかもしれませんが、個人的には決済端末機の100%対応を目指すまでの過渡期の対策としか思えません。

世界的に見れば日本のICチップ対応決済端末機の普及率は最低レベルです。

以下が主要各国のEMV(ICチップ)対応比率ですが日本のみが著しく低い結果となっています。

米国:92%

欧州:約98%

アジア諸国:約57%

日本:約17%

先進国で遅れを取る日本の「クレジット取引セキュリティ」

この中で注目なのは米国で2013年まで9%だった普及率が一気に10倍にまで増えていますが、これはオバマ政権時にIC化を推進する大統領令を出したため、普及が一気に拡大したという結果です。

日本においてもICチップ対応のシンボルマークを表示するよりも、法律などでクレジットカードによる決済端末機側のICチップ対応化を義務化するという取り組みのほうが、個人的には効果的だと思います。

それをシンボルマークの表示でお茶を濁すあたりが、まだまだ日本がキャッシュレス決済後進国という感じでもあります。

日本クレジットカード協会にも経済産業省にも、もっと危機感とグローバル意識を持って取り組んで欲しいと思います。

以上、「IC付きクレジットカード対応」が一目で分かるマークが誕生!・・・でもこれって本当に必要?の記事でした。

読んで頂きありがとうございました。

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