今回はプラチナカードとしては珍しいポイント特化型の『三井住友プラチナプリファード』というカードが誕生したのでこちらについて紹介していきたいと思います。
では、まずは三井住友プラチナプリファードの概要について紹介したいと思います。
カード名称 | 三井住友プラチナプリファード |
入会資格 | 満20歳以上 |
年会費 本人 | 30,000円(税抜) |
年会費 家族会員 | 無料 |
旅行傷害補償 | 最高5,000万円 |
ショッピング補償 | 年間最高500万円まで |
利用可能枠 | 150~500万円 |
追加カード | ETC、家族カード |
電子マネー | iD、Apple Pay、WAON、PiTaPa、Visa payWave |
その他 |
公式サイト 三井住友プラチナプリファード
三井住友プラチナプリファードは実質的なステータスはプラチナカードという位置づけですが、すでに三井住友カードにはプラチナカードが存在します。
では、三井住友プラチナプリファードはどんなカードなのかというと、一言でいうとプラチナカードとしては珍しいポイント還元に特化したカードです。
ただし、プラチナカードなのでポイント還元だけではなくプラチナカードに相応しいステータスも兼ね揃えています。
それでは、三井住友プラチナプリファードの魅力・サービスについて紹介したいと思います。
この読みものの目次(もくじ)
ポイント還元に特化したプラチナカードという唯一無二の存在
三井住友プラチナプリファードカードのポイント還元率は1.0%となっており100円につき1ポイントが貯まります。
しかし、1.0%のポイント還元率というのはクレジットカードの中では一般的なものでめずらしいものではありません。
三井住友プラチナプリファードの凄いところは『プリファードストア』と呼ばれる特約店での利用でポイントがさらに+1.0~9.0%上乗せされるという点です。
おもなプリファードストアの特約店の種類と還元率としては以下のようなものがあります。
百貨店や宿泊予約サイト、空港利用だけではなくスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなど身近に利用できる場所が特約店に含まれているのは嬉しい点ですね。
また、それぞれの特約店ごとの還元率としては以下のようになっています。
特約店 | 還元率 |
一休.com | +6% |
Expedia | +9% |
Hotels.com | +9% |
ANA | +1% |
ETC | +2% |
JapanTaxi(アプリ) | +4% |
大丸松坂屋 | +2% |
阪急百貨店 | +2% |
阪急百貨店 | +2% |
セブン-イレブン | +2% |
ファミリーマート | +2% |
ローソン | +2% |
たとえば宿泊予約サイトで+9%のポイント還元率を得られた場合、カードの基本還元率の1.0%と合わせて合計で10.0%のポイント還元率となります。
つまり、100円で10ポイント貯まるようになるということです。
実質的に消費税がポイントで相殺されるようなものですね。
その他のプリファードストア特約店を知りたい方は下記のプリファードストア一覧をご確認下さい。
・ プリファードストア(特約店)一覧 (三井住友カード公式)
国内空港ラウンジを利用することができる
三井住友プラチナプリファードでは国内主要空港の空港ラウンジを利用できるようになります。
プラチナカードクラスのステータスカードの特典としては定番の空港ラウンジはおそらくもっとも利用する機会の多いサービスでしょう。
そして「空港ラウンジ利用=クレジットカード特典を利用する」というスタイルが定番になりつつあります。
ちなみに空港ラウンジの利用料金ってどれくらいか知っていますか?
利用する空港やラウンジによって変わってきますが、主要空港を例としてあげると相場はだいたい1,000円~2,000円くらい掛かります。
例)
羽田空港 POWER LOUNGE:1,080円/人
羽田空港 エアポートラウンジ:1,080円~2,160円/人
成田国際空港 トラベラウンジ:1,200円/人
成田国際空港 トラベラーズラウンジラシュラン:1,030円/人
意外と安いって思うかもしれませんが1回利用するごとにこれだけの料金を支払うというのはもったいない気もします。
三井住友プラチナプリファードならこの空港ラウンジの利用料金を無料で利用する事が出来ます。
空港での待ち時間を空港ラウンジ内で軽食を食べたり、飲み物を飲んだり、無料Wi-Fiでスマホやパソコンも利用する事が出来ます。
そしてなにより空港ラウンジ利用の最大の魅力は、人混みの少ない空間でソファでゆっくりくつろげる時間は、移動の疲れを癒すことができるので一度利用したら病みつきになるでしょう。
カードの継続利用で毎年ボーナスポイントがもらえる
三井住友プラチナプリファードは毎年のカードの利用金額に応じてボーナスポイントを付与してもらうことができます。
付与されるボーナスポイントはカードの利用金額が100万円ごとに10,000ポイント付与され、最大で40,000ポイントをもらうことができます。
年間のカードの利用金額500万円以上利用してもボーナスポイントは40,000ポイントまでとなります。
カードの年会費が33,000円(税込)ですがカードを年間で300万円以上利用するという人であれば、年会費をカード継続のボーナスポイントで相殺できるので実質的には年会費無料のカードとして利用できるでしょう。
また、年間100万円ほどの利用という方でもカード継続のボーナスポイントにより年会費の支払い分を還元して利用することができるのでお得です。
カードのデザインは2種類から選べる
三井住友プラチナプリファードのデザインは2種類用意されています。
用意されているデザインは『ブラック』と『プラチナホワイト』の2種類でどちらもステータスに合うシンプルで上質なデザインとなっています。
三井住友プラチナプリファードには上の写真にある通り、a~eにそれぞれ以下のようなカードの特徴があります。
a:カード番号の裏面化
b:1トーン、光沢を抑えたマット仕様のデザイン
c:非接触で決済可能なVisaタッチ決済搭載
d:券面に合わせたシルバーICチップの採用
e:偽造防止のホログラムロゴ
三井住友という伝統的なブランドに最先端の機能が搭載されたカードが三井住友プラチナプリファードです。
三井住友プラチナカードと三井住友プラチナプリファードの違い
三井住友カードにはもともと三井住友プラチナカードというプラチナステータスのカードが存在しますが、今回新たに誕生した三井住友プラチナプリファードとはいったい何が違うのか?
三井住友プラチナカードにある特典としては以下のようなものがあります。
■ プライオリティパス
■ プラチナホテルズ
■ アップグレードホテルズ
■ プラチナグルメクーポン
■ セカンドオピニオンサービス
参考記事:世界中で使える国内最上級のカード 三井住友プラチナカードについて解説します
これらは空港のラウンジサービスやホテル宿泊の際のアップグレードや割引特典、お食事の優待特典や医師への相談といったサービスです。こういった特典を普段から利用するという人にとっては三井住友プラチナカードの方が魅力的に映るでしょう。
しかし、これらのサービスを利用しない人にとっては高い年会費を払って利用しない優待特典が付いてくるよりは、普段の買い物でポイントが多くもらえる特典の方が魅力的でしょう。
そういった人のために誕生したのが三井住友プラチナプリファードカードと言えるでしょう。
Preferred(プリファード)という英語は「優先」、「~の方を好む」というような意味を持つ言葉なので、三井住友プラチナプリファードはプラチナカードの特典よりもポイントによる実利を好む人向けのカードということでね。
三井住友プラチナプリファードの入会審査基準は?
三井住友プラチナプリファードを作ろうとしたときに、「三井住友プラチナプリファードの入会審査基準はいったいどれくらい厳しんだろう?」という疑問が浮かぶと思います。
三井住友プラチナプリファードはプラチナというステイタスの位置づけのため、入会審査の基準は比較的高いレベルで設定されているという印象です。
イメージ的には三井住友ゴールドカードと三井住友プラチナカードの中間レベルといった印象です。
カードの審査基準というのは公開されていませんが、目安として以下の条件に合う方であれば問題なく三井住友プラチナプリファードに入会することができるでしょう。
職業については下表の青字の方であれば審査基準を満たしています。
会社員(一般) | 会社員(上場) |
派遣社員 | 契約社員 |
公務員 | 教師 |
医師・医療関係者 | 自営業(個人事業主) |
自営業(開業医など) | 弁護士・会計士 |
自由業(作家など) | 年金収入のみ |
不動産収入のみ | パート・アルバイト |
主婦 | 学生 |
それ以外の条件としては以下のようなものがあります。
・勤続年数が10年以上の方
・年収が600万円以上の方
・過去に金融事故(支払い延滞、自己破産など)をしたことがない方
・金融機関に多額の借り入れがない方(自動車や住宅ローンは除く)
アルバイトのような不安定な収入源ではカード発行はおそらく難しいでしょう。
ほかにも、過去に金融事故を起こしているとCICなどの情報機関に過去の延滞情報が登録されてしまいますし、カードを発行しても未払いになる可能性やカード破産をして踏み倒されてしまう恐れもあるとカード会社も判断するため入会することは出来ないでしょう。
ちなみに会社員の方であれば、勤務先などは一般的な企業に勤めているのであれば問題ないと思います。
入会審査に通過する重要なポイントとしては継続的に安定した収入があること、過去に支払い延滞などを起こしていないことだと個人的には思います。
また、三井住友カードの一般カードを所有していて利用歴が長い人などは入会するのに有利になるかもしれません。
三井住友プラチナプリファードを作ろう
一般的にプラチナカードというとポイント還元率よりもカードの特典を豪華にする傾向があります。
そのため、プラチナカードを作ろうと迷っている人の中にはカードの特典を利用する機会は無いのでプラチナカードには縁が無いと作ることを諦めている人もいるでしょう。
そんな人にとって三井住友プラチナプリファードは新たな選択肢の一つになる可能性を秘めているるカードでしょう。
プラチナカードのステータスとポイント還元という分かりやすいお得感を合わせたカードは他に選択肢も無いので、欲しいと思っていた人にとっては魅力的なカードに見えるでしょう。
高い年会費を払うプラチナカードの元を少しでも取れるようにポイントの高還元率のカードが欲しいと思っていた人はぜひ検討してみて下さい。
以上、ポイント特化型のプラチナカード『三井住友プラチナプリファード』が誕生。プラチナのステータスとポイント高還元率という唯一無二の存在です。の記事でした。
読んで頂きありがとうございました。