2019年10月より始まり定着してきたキャッシュレス決済による消費者還元も2020年6月末にいよいよ終わりを迎えます。
これまで多くの人がクレジットカードや電子マネー、スマホ決済を利用してポイント還元の恩恵を受けてきたのではないでしょうか。
それもついに2020年6月末で終わりを迎えてしまいますが、そのあとに2020年9月からマイナポイント還元制度が始まります。
この読みものの目次(もくじ)
マイナポイント還元制度とは?
マイナポイント還元制度はマイナンバーを利用したポイント還元制度です。
マイナポイントという名前が付いていますが、実際にはマイナポイントというものがもらえるわけではありません。
少し誤解を招きやすいネーミングですね・・・。
実際にもらえるポイントはクレジットカードや電子マネーなどのポイントになります。
余計分かりづらい説明になってしまうかもしれませんが、これについては後ほど詳しく説明します。
マイナポイント制度というのは、あくまでもマイナンバーに紐付いたポイント還元制度というだけで、実際にはクレジットカードや電子マネーのポイント還元制度と同じものと捉えておけば大丈夫です。
また、マイナポイント還元制度では『マイキーID』というものを利用します。
マイキーIDとはマイナンバーカードのICチップの中の電子証明書を活用して、ウェブ上のマイキープラットフォームで設定されるIDです。マイナポイントの付与を行うために、本人を認証するキーとして必要となります。
マイキーIDの発行にはマイナポイントアプリをインストールする必要があります。
マイナポイントアプリをインストールしたら「マイキーIDの発行」をして、4ケタの暗証番号を設定すればOKです。
おそらくほとんどの人がマイキーIDを設定していないと思うので、この機会に設定しておいたほうが良いでしょう。
マイナンバーカードは紙ではなくICチップ付きのカードが必要です
マイナンバーカードを持っているという人でも紙で印刷されたタイプを持っている人はマイナポイント制度を利用することはできません。
マイナポイント制度を利用するにはICチップが付いたプラスチック製のマイナンバーカードを新たに発行する必要があります。
ICチップ付きのマイナンバーカードを発行するにはスマートフォンや市役所で申請書をもらって申請する方法などがありますが、申請に掛かる期間は約1ヶ月と非常に長い期間が掛かります。
マイキーIDを設定できる決済サービスは1つだけ
マイナポイント制度でマイキーIDと紐付けできる決済サービスは1つだけに限定されます。
クレジットカードをマイキーIDと紐付けした場合、電子マネー、スマホ決済のお支払いをマイナポイント制度に利用することが出来なくなります。
たとえば楽天カードと楽天ペイをマイナポイント制度に利用したいとした場合、どちらか一方しか選べないということです。
■ マイナポイント制度に楽天カードを利用:楽天ペイは紐付けできない
■ マイナポイント制度に楽天ペイを利用:楽天カードは紐付けできない
つまり、マイナポイント制度にはよく利用する決済方法を選んだほうが良いです。
還元されるポイントはマイキーIDを紐づけた決済サービスのポイント
マイナポイント還元制度と言われると還元されるポイントはマイナポイント?と思うかもしれませんが、そうではなくマイキーIDと紐付けした決済サービスのポイントになります。
たとえば楽天カードをマイキーIDに紐付けした場合には楽天ポイントがマイナポイント還元で貯まるようになります。
JCBカードを紐付けした場合にはOkiDokiポイントが貯まるようになります。
電子マネーのnanaco(ナナコ)を紐付けした場合にはnanaco(ナナコ)ポイントが貯まります。
PayPay(ペイペイ)を紐付けした場合にはPayPayボーナスが貯まります。
電子マネー、スマホ決済なら支払い対象を「チャージ」か「買い物」のどちらかを選ぶことができる
チャージを対象とした場合にはチャージした分がマイナポイント還元の対象となります。
逆にお買い物を対象とした場合にはチャージ分はマイナポイント還元の対象外となります。
以上、キャッシュレス決済による消費者決済還元事業もいよいよ2020年6月末で終了。そして2020年9月から始まる『マイナポイント還元』とは?の記事でした。
読んで頂きありがとうございました。