こちらの三井住友カードについて紹介した記事にも書いたのですが今回また「デュアル発行」についてちょっと詳しく書いておこうと思います。
この読みものの目次(もくじ)
VISA,MasterCardって?
クレジットカードには「VISA」、「MasterCard」、「JCB」、「American Express(アメリカン・エキスプレス)」、「Diners Club(ダイナースクラブ)」「銀聯」というようなカードブランドが存在します。
これらのクレジットカードブランドの世界シェアは以下のようになっています。
クレジットカードブランド | 世界シェア |
VISA | 50.0% |
MasterCard | 25.6% |
銀聯 | 19.8% |
アメリカン・エキスプレス | 2.5% |
JCB | 1.1% |
ダイナースクラブ | 0.8% |
※参考元「The Nilson Report(ザ・ニルソン・レポート)2017」
(上記のシェアはPurchase Transaction(購入取引高)によるものなので、カードの発行枚数や会員数による世界シェアではありません。)
ご覧のようにVISAとMasterCardの世界シェアは圧倒的で2つのカードブランドで世界のクレジットカードによる決済が75.6%も行われています。
特にVISAにおいては1つのカードブランで世界の50%のシェアと圧倒的です。
そして、三井住友カードといえば言わずと知れたVISAブランドの国内最大手のクレジットカードで、VISAブランドのカードを作るために三井住友カードに申し込みをする人も多いと思います。
三井住友カードのVISAじゃなくてマスタカード?
その有名な三井住友VISAカードに対して三井住友マスターカードと言われると、「MasterCardブランドの三井住友カードなんてあった?」となり、ピンとこない人が多いと思いますが、おおやけには宣伝されていないだけで実は存在するのです。
実際に三井住友カードに申し込みをしようとすると「VISAカード」、「VISAとマスターカード」、「マスターカード」という3種類の申し込み方法から選ぶことができ、このなかの「VISAとマスターカード」というのがいわゆる「デュアル発行」というものになります。
それは三井住友カードの「デュアル発行」というサービスで提供されているカードになります。
・ VISAとMasterCardのデュアル発行ができる三井住友カード (公式サイト)
また、VISAブランドはいらないけれどマスタカードが欲しいという方は「マスターカード」のみを作ることも可能です。
VISAブランドはもう持っているからマスターカードタイプだけ欲しい人には嬉しいポイントです。
デュアル発行をするメリット
ちなみに「VISAカード1枚持っていてマスタカードブランドまで作る必要があるのか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
VISAとマスタカード2つのカードブランドを所有するメリットとしてはカードが利用できる場所が増えるということがあります。
世界シェア50%のVISAブランドで十分と思う人もいるかもしれませんが、それだけでは世界の残り50%では使えないという意味でもあります。
これにさらにマスターカードブランドも持っていれば世界シェアの75.6%のカードブランドを持つことになるのでカードを世界中どこでもカードを利用できる可能性が高くなります
また、三井住友カードのデュアル発行をするメリットとして、三井住友カードのステイタスをMasterCardブランドに引き継げるというのがあります。
特にプラチナカードやゴールドカードなどの上位カードを持っている人であればメリットは大きいです。
三井住友カードでプラチナ、ゴールドステイタスを持っている方であれば、マスターカードブランドの別のカードを作り同じようにプラチナ、ゴールドステイタスを取得しようとしたら時間もお金もかかり非常に面倒です。
ステータスを引き継いでマスタカードブランドのカードも発行できるデュアル発行は、新たに別のカードに申し込んでステイタスアップをするよりも時間も掛からず年会費も抑えられるので非常にお得なサービスです。
また、VISAとマスターカードを別々に持っているとポイントやご利用明細などもそれぞれに管理しなければなりませんが、デュアル発行にすれば三井住友カードのポイントとご利用明細で一元管理できるので非常に便利です。
・ VISAとMasterCardのデュアル発行ができる三井住友カード (公式サイト)
デュアル発行にかかる年会費
なお、デュアル発行で追加発行するカードには下図のように別途年会費が発生します。
カードタイプ | 本会員(税抜) | 家族会員(税抜) | |
プラチナカード | 5,000円 | 無料 | |
ゴールドカード | 2,000円 | 1,000円 | |
プライムゴールドカード | 1,000円 | 1,000円 | |
エグゼクティブカード | 500円 | 250円 | |
クラシックカード | 250円 | 250円 | |
クラシックカードA | 250円 | 250円 | |
アミティエカード | 250円 | 250円 | |
クラシックカード(学生) | 在学中 | 無料 | 無料 |
ご卒業後 | 250円 | 250円 | |
クラシックカードA(学生) | 在学中 | 250円 | 125円 |
ご卒業後 | 250円 | 250円 | |
アミティエカード(学生) | 在学中 | 無料 | 無料 |
ご卒業後 | 250円 | 250円 |
VISAとMaster Cardブランドを両方欲しいと思っている方や、あまり多くのクレジットカード会社でカードを作りたくないと思っている人にとって、三井住友カードのデュアル発行は良い選択となるでしょう。
・ VISAとMasterCardのデュアル発行ができる三井住友カード (三井住友カード公式)
以上、クレジットカード界のダブルネーム!!三井住友カードのVISA、MasterCardブランドデュアル持ち!の記事でした。
読んで頂きありがとうございました。
他のカードでもできる2枚発行
なお、セゾンカードではセゾンゴールドカードをお持ちの方向けに、セゾンゴールド・アソシエ・アメリカン・エキスプレス・カードというアメックスブランドを追加発行できるツインゴールドカードのサービスもあります。
できるだけ少ないカード会社で多くのカードブランドを持ちたい方にはこちらのカードもおすすめです。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので興味のある方は読んでみて下さい。
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