ヨーロッパを中心に大きな話題となっているコンピューターウィルスによる被害。
あまりの被害の甚大さにマイクロソフトが急遽古いOSを対象にセキュリティパッチを発行するほどの状況にまでなりました。
→WannaCry対策、MSがWindowsXPやServer2003にも異例のパッチ提供
今回のWannaCryというランサムウェア*はどうやらWindowsを標的としたウィルスのようで、
特に古いバージョンのOS(XP、2000、Vistaなど)を使用しているとセキュリティの虚弱性を突かれて感染してしまうようです。
(*ランサムウェアとはPCをロック、制限し解除のために身代金を要求するウィルスの呼称)
このウィルスは日本を含めたアメリカ、イギリス、中国、ロシア、スペイン、イタリアなど世界70か国以上まで感染が拡大しています。
今回のランサムウェアのようなものも危険ですがPCの情報を抜き取るようなマルウェアの被害に遭うと、
個人情報が盗まれてしまったりしてその被害は甚大なものになります。
こういったコンピューターウィルスから守るにはセキュリティ対策というのが必須です。
まず第一に大切なことはOSを最新バージョンで利用すること。
古いOSを利用している方はアップグレード版などで早めにOSを最新にすることが大切です。
また第二に大切なことはWindowsなどのOSのセキュリティプログラムの更新を必ず行うこと。
PCを利用していると「プログラムの更新のために再起動してください」というメッセージが出ると思います。
そういった場合はすぐに再起動をして最新のプログラムにしてください。
OSが最新でもセキュリティプログラムが古いとウィルスに感染してしまう可能性があります。
また第三には市販のセキュリティソフトを導入すること。
OSのセキュリティ更新プログラムでも安全性は高いですが全てのマルウェアを防いでくれるわけではありません。
もしパソコンに大切な情報を保存しているという方は、
市販のセキュリティソフトを利用することでOSとセキュリティソフトで鉄壁のファイアウォールを構築して下さい。
なお市販以外にも無料ダウンロード版もありますのでそちらを導入するだけでもまずは始めましょう。
クレジットカードに関する情報もそうですがそれ以外にも大切な情報が危険にさらされないためにも、
安全のためにはこういった事前の対策というのが大切です。
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